2021年06月20日
今回は Microsoft 社と Apple 社の OS に関する話題をお届けします。
Microsoft 社が発表時「最後の Windows」と言っていた Windows 10 のサポート終了が発表されました。
Windows 10 Home and Pro | Microsoft Docs
現在 Windows 10 は半期に一度のアップデートを配布していますが、2025年の 1H でその配布を終了するという事のようです。
では、終了後はどうなるのかというと、どうも次のバージョンの Windows が発表されるようです。
Microsoft 社では6月24日(現地時間)にイベント「What's next for Windows」を予定しています。
そのイベントで Windows 11(仮称)が発表されると予想されています。
ちょっと話は逸れますが、もともと Microsoft 社は Windows 10X という製品を準備していました。
Windows 10X を発表: 2020 年にデュアルスクリーン PC 発売へ - Windows Blog for Japan
しかし、2021年5月18日の Windows 10 May 2021 のアップデートに関するブログの中で、Windows 10X は 2021年中にはリリースされない事が明らかになりました。
How to get the Windows 10 May 2021 Update | Windows Experience Blog
この Windows 10X に採用されるはずだったインターフェースやテクノロジーが、次期 Windows に搭載されるのではないかと予想されています。
次期 Windows の名称や発売時期などはイベントでの発表待ちです。
Microsoft Windows は、Windows95 以降○と×が交互になっている気がします。
Windows 95○、98△、98SE○、Me×、XP○、Vista×、7○、8(8.1)×、10○
次はどうでしょうか?
6月7日(現地時間)に Apple 社の開発者会議「WWDC21」が開催されました。
今回はハードウェアの発表はなく、現行 OS のアップデートの発表のみになりました。
・iOS 15が、つながりを保ち集中できる、探索できる、パワフルな新機能を提供 - Apple (日本)
iOS 15 では様々な機能が強化されますが、特にビデオ通話アプリ「FaceTime」とそれに関連する機能が一押しのようです。
FaceTime 使用時に(使用デバイスの制限はありますが)空間オーディオによる発言が発話者の画面上の位置から聞こえるようになったり、ポートレートモードを使って背景をぼかしたりできるようになります。
また、FaceTime Link 機能により、Apple 社製デバイスだけでなく、Android OS 搭載デバイスや PC ともウェブブラウザ経由でビデオ通話ができるようになります。
その他にも、通知の最適化や Safari への拡張機能の導入などがアナウンスされています。
・Apple、iPadOS 15でiPadの生産性を高める新しい機能をプレビュー - Apple (日本)
基本的に iOS 15 での機能強化は iPadOS 15 でも同じです。
それを踏まえた上で、iPadOS 特有の機能強化としては、マルチタスクへの対応になります。
画面上に複数のアプリを同時に開くことができる「Split View」や、メインのアプリの上に他のアプリを小窓として置ける「Slide Over」などが更に使いやすくなります。
また、これらに関連するキーボードショートカットが追加されます。
Mac とキーボードとマウスを共有できる「ユニバーサルコントロール」を使って、iPad+Apple Pencile で描いた絵を Mac 上のアプリに貼り付けることも可能です。
iOS にあって iPadOS に無かった「翻訳」アプリが、iPad でも使えるようになります。
・macOS Monterey、さらに多くのことをこなせるパワフルな機能を搭載 - Apple (日本)
macOS でも、iOS/iPadOS と同様に、FaceTime や ユニバーサルコントロール、通知の最適化、Safari の強化などが行われています。
大きな変化はありませんが、iPhone/iPad との連携や、ストレスの少ない動作と集中(没入)度合が上がっているように思えます。