2021年08月20日
すっかり一般名詞化した「サブスク」。
今回はそんなサブスクについてのお話です。
そもそもサブスクは「サブスクリプション(subscription)」の略です。
サブスクリプションは「定期購読」の意味で、新聞や雑誌などを1冊づつ購入するのではなく、1ヶ月や1年などの期間を決めて購読(購入)する事です。
そんなサブスクの考え方を取り入れたサービスやソフトウェアが増えています。
定期的な契約をするサービスはいろいろありますが、電気やガスなどの従量課金の要素があるものは含まないのが一般的です。
サービスのサブスクは使い放題・聴き放題・見放題などがあります。
かつて音楽を聴くには CD、映画を見るには DVD/BD を購入していましたが、インターネットの普及に伴いネット(データ)販売が広まり、その発展形として、聴き放題・見放題のサービスが生まれました。
ここ2・3年の間に、ゲームし放題のサービスも増えました。
多くのソフトウェアが売り切りのスタイルを採っている中、最初にサブスクを始めたのはウィルス対策ソフトだったと記憶しています。
次々と新しい脅威が見つかるという実情に対して、常に最新の対策を盛り込んだソフトを供給する手法としてはとてもマッチしていると思います。
Adobe 社の Criative Cloud は、発表時に大きな話題になりました。
それまで必要なソフトを個々に購入し、バージョンアップがあればまたそれを購入する、といった事を繰り返していました。
それが Adobe C.C. を契約するだけで、主なメジャーソフトの最新版が使いたい放題になります。
一般向けとしてはちょっと月額料金がちょっとあれですが、昔のソフトの価格から比べれば、だいぶ安いと思います。
Microsoft 社の Office 365 はサービス開始から10年が経ちました。
去年名称が Microsoft 365 に変更されました。
一般向けにはサブスクと売り切りの両方が用意されています。
価格だけみると3年で同じになりますが、使えるソフトが違ったり、One Drive のある/なしなどの相違点がありますので、自分の必要に応じて選ぶといいと思います。
最近 Microsoft 社は Windows 365 というサービスの一般提供を開始しました。
これは OS である Windows をサブスクするものですが、ソフトウェア(アプリケーション)とは違って運用形態が違うので、あまり一般向けとはいえないでしょう。
上記の他に、動画・実況配信サービスでもサブスク機能を提供しているものがあります。
このサブスクは、動画・実況配信者を応援するために、月額数百円~を贈る事ができるというものです。
ただし、Youtube のサブスクは、他のサービスでは「フォロー」や「チャンネル購読」にあたるもので、支援を贈る事はできませんので間違えないようにしましょう。
ほとんどのサブスクサービスでは、無料のお試し期間を設けています。
お試しして気に入ればよいですが、そのまま契約解除を忘れると自動的に課金が始まるものがありますので、ご注意ください。