2021年12月20日
最近ニュースサイトで度々「フィッシングメール(SMS)」についての注意喚起を伝えるニュースを見かけるようになりました。
実際いくつかそれらしいメールや SMS 受け取った経験があります。
今回はそんなフィッシング詐欺についてです。
フィッシングは Phishing と書きます。(日本では釣り(fishing) と洗練(sophisticated)の造語といわれているようですが、他にも所説あるようです)
フィッシング詐欺は実在する企業やサービスを名乗ったメールや SMS を使って詐欺サイトに誘導し、個人情報を不正に入手する行為の事です。
こちらは実際に送られてきたメールの例です。
日本語のおかしい所があったり、カード会社なのに「口座」とか「当行」となっていたり、送信元のメールアドレスが .cn(中国)だったりと、あやしさ満点です。(「当社」?「弊社」?は微妙)
株式会社***カード |
【重要:緊急注意】*** Card不正利用防止のため情報更新を行ってください |
*** CARDご利用のお客様 *** CARDご利用いただきありがとうございます。 クリックして確認します ご確認をいただけない場合、ご利用の口座に制限がかけされる恐れがございますので、予めご了承下さい。 |
SMS では宅配便の不在連絡のようなものが届いています。
まず、どこの事業者か書いてないし、「、」と「。」が間違っていたり、確認先が https ではなく、更にそのサイトのホスト名が間違っても企業が使うとは思えないもの(Free Dynamic DNS)だったりしています。
お荷物の住所が不明 |
SMS の場合は相手の電話番号が表示されるので、その番号を検索してみると、「フィッシングに使われている」と出てくる場合があります。
「フィッシング対策協議会」という組織があります。
この組織は JPCERT/CC が事務局となり、IT関連や金融関連の事業者が主なメンバーとなって活動しています。
ホームページには最近のフィッシングメールの情報をはじめ、統計情報や、消費者向け・事業者向けの資料などがアップされています。
実際にフィッシング被害に遭わないためにも、一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。