WWDC 2022 ハードウェア編|BBM-NET ビービーエムネット あなたに快適なインターネットサービスを。

ブログ

2022年07月20日

WWDC 2022 ハードウェア編

今回は WWDC2022 の発表内容から、ハードウェアについてご紹介します。

M2 チップ

Apple の SoC(System on Chip)の第2世代である M2 チップが発表されました。
M2 チップは M1 チップに対して個々のユニットは劇的に性能が向上しているとは言い難いですが、全体としてのパフォーマンスはそれなりに向上しています。
そんな中、メディアエンジンの性能向上とユニファイド・メモリの容量アップは、4K や 8K の動画編集に効果を発揮するでしょう。

M2 チップ搭載 MacBook Air

M2 チップを搭載した MacBook Air です。
外観は従来のくさび型から、MacBook Pro に似たフラットな形状になりました。
本体カラーには、新色のミッドナイトを加えて、4色から選べます。
外部インターフェースに電源供給用のマグセーフが加えられ、USB 端子2つがフリーで使えます。
ディスプレイは上部にノッチが付き、画面上部のメニューバーがノッチの左右に表示されるようになり、アプリなどが表示に使用できる領域が64ドット分広くなりました。(あと 25% 明るくなりました)
ノッチ部分には 1080p FaceTime HD カメラがついています。(M1 MacBook Air は 720p)
スピーカーは空間オーディオに、ヘッドフォンはハイインピーダンスに対応します。

購入時選択可能なオプションは以下の通りです。

  • メモリー容量:8/16/24GB
  • GPU コア数:8/10 コア
  • SSD 容量:256GB/512GB/1TB/2TB
  • 電源アダプタ:30W/Dual 35W/67W
  • キーボード言語:日本語など7種から選択

13 インチ MacBook Pro

M2 チップを搭載した MacBook Pro です。
M1 → M2 への変更以外はほとんど 2020 年発売のものと違いはありません。(ハイインピーダンスヘッドフォンに対応したくらいです)
購入時選択可能なオプションは、メモリー容量と SSD 容量、キーボード言語くらいです。

M1 か M2 か

M1 チップ搭載 MacBook と、M2 チップ搭載 MacBook が併売されている現状で、どちらを選ぶかは難しい問題です。
それは、M1 チップに対して M2 チップの性能向上がそれほどインパクトがないのが原因である気がします。
それでも(上にも書きましたが)最大 24GB のメモリーと、新しいメディアエンジンが生かせる状況であれば、M2 を選ぶべきでしょう。
ただし同じ M1 でも M1 Pro/Max 搭載の MacBook Pro は別物ですので、それらをお持ちならあえて M2 を選ぶ必要はないと思います。

Air か Pro か

MacBook Air と Pro の最大の違いは、ファンレスかファン付きかです。
パソコンを長時間高負荷で使う様な場合は、当然ファンが付いていた方が、性能がキープできます。
インターフェースについては、マグセーフを選ぶか、SD カードスロットを選ぶかになります。
FaceTime HD カメラは、1080p か 720p の選択です。
本体カラーにミッドナイトやスターライトを選べるのは Air のみです。

その他の注意点

M2 MacBook には購入に当たって注意が必要なところがあります。

  • SSD 容量 256GB は速度が遅くなる
  • 63W 電源アダプタのみ、急速充電が可能

SSD の速度低下は、SSD のチップが1つになって並列接続ができなくなった事が原因のようです。

また、M2 チップに限った事ではありませんが、GPU コア数・メモリー容量・SSD 容量は後から変更できません。
購入時に十分に検討する事をお勧めします。

M2 チップが発表され MacBook は新しくなりましたが、いまだに Mac Pro は発表されていません。
ラインナップ的には iMac や Mac mini もありますので、これらは秋の新製品としてリリースされる事を期待したいものです。

TOPに戻る
本サイトに掲載されている内容、写真の無断転載を禁止します。
Copyright © BBM-NET Media Supply International Co.,Ltd. All Rights Reserved.