2024年05月19日
スマートフォンのカタログやスペックを見ていると「5G対応」「4Gモデル」といった文字が目に入ります。聞いたことがない、見たことがない、という方もいれば、聞いたことがある気がするけれど、なんのことかよくわからない、という方もいらっしゃるかと思います。
・通信世代の違い
この5G、4Gといった数字の違いは、スマートフォン(携帯電話・移動体通信)の通信規格の「世代の違い」を指す名称になっています。
5Gというのは「第5世代移動通信システム」の意味となっていて、4Gは第4世代の意味になります(4Gのサービスは一部差異もありますがLTEとも呼ばれています)。ちなみに3G(第3世代移動通信システム)というのも使われていましたが、2024年現在では一部を除いてサービスが終了しています。
現在一般に使われているスマートフォンは4Gと5G対応のものがほとんどですが、5Gの方は最大通信速度が高速になるなど、新しい世代の通信規格となっています。
現在店頭などで販売されているスマートフォンなどは4G、5G両方の規格に対応しているものが多くなっています。
実際の街中でも4G、5G、両方の規格のアンテナや電波が飛び交っていて、どちらも利用できる状況です。将来的には5Gに完全移行し、4Gは利用されなくなる予定ですが、おそらく2030年ごろとのことなので5G非対応のスマートフォンでもそれまでは問題なく利用できるかと思われます。
・Wi-Fiとの違い
4G、5Gというのは移動体通信、つまり広域での通信に使われる目的で利用されており、はこれに対してWi-Fiはオフィスや店舗、家庭内など狭いエリアをカバーする通信方式になってます。
4Gや5Gは都市部などでは隙間なく通信網が整備されていることが多く、利用エリアなどを気にせず利用できることが多いです。山間部や地下、ビルの中など、電波の届きにくいエリアや、逆にターミナル駅などの混雑しやすいエリアでは利用しづらい状況も生じます。
Wi-Fiの場合は狭いエリアしかカバーできない反面、固定回線への中継が容易なことなどから、通信速度や通信容量、料金などに制限が少ない、というメリットがあります。