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2024年07月19日

そのWi-Fiいつのですか?

光回線など、家に固定回線がひかれているご家庭では「固定回線(有線)の回線をWi-Fiに飛ばす機械」、すなわちWi-Fiルータを利用されている利用されているご家庭が多いかと思います。
このWi-Fiルータ、さまざまな種類が販売されていますが、一体何が違うのでしょうか。具体的な付加機能としては、ゲームなどに特化した低遅延を売りにしたものや、電波の通りを良くするための大きなアンテナ、セキュリティや見守り機能の充実など、各社いろいろな付加機能を盛り込んでいます。
これらの機能が気になる場合はそれを基準に選ぶのも良いのですが、一番大きな違いはWi-Fiの通信速度の違いがあります。

Wi-Fiの通信規格
Wi-Fiの通信規格には、使用する電波の周波数や高速化技術などによっていくつか種類が有ります。Wi-Fiの通信規格はIEEE(電気通信関連の仕様の標準化などを行う機関)によって定められていて、IEEE 802.11acなどと名前が付いています。ざっくり第2世代(ab)→第3世代(g)→第4世代(n)→第5世代(ac)→第6世代(ax)となっています。Wi-Fiの名前(SSID)にacやnなど付いている事がありますが、通信規格の差を表しているのですね。
acなどの文字だけではわかりづらいのか、第4世代からは「Wi-Fi4」といった世代名を名称に利用するようになりました。最新のWi-Fiルータは第6世代に対応していることが多いので「Wi-Fi6対応」といった名前が書いてあることが多いです。
Wi-Fi6対応は最大通信速度が9.6Gbpsになっていて、10Gbpsの光回線の速度に匹敵する速度になっています。Wi-Fiの速度が速くてもインターネット側の速度が遅いとあまり意味がありませんが、10Gbpsの光回線など高速な回線で古いWi-Fi規格を利用していると、Wi-Fiの通信速度がボトルネックになって通信速度が低下する、という事が起きてしまいます。高速回線を導入した場合にはWi-Fiルータもそれに併せてアップデートすると良いでしょう。

古い通信規格には注意が必要
Wi-Fiの通信規格は速度だけでなく、Wi-Fi電波の暗号化やセキュリティなどにも関わっていて、第2世代のIEEE 802.11aで使われているWEPという暗号化方式は現在では容易に解読できてしまうので使うべきではありません。通信規格の変化に伴って暗号化の方式もより安全なものに進化していて、Wi-Fi6で採用されているWEP3という規格は盗聴や改ざんに対してより高い堅牢性を持っています。
Wi-Fiルータは一度導入してしまえば10年同じものを使いっぱなし、という事も多いかと思われますが、あまり古い端末はセキュリティの問題も出てきます。故障のタイミングなどで買い換えることもあるかと思いますが、新しい回線の導入や、スマフォ、パソコン等の買い換え時など、なにか変化のタイミングが合った場合にはWi-Fiルータの更新も検討してみては如何でしょうか。

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