2024年08月19日
少し外を出歩くだけでも熱中症になりそうな連日記録的な暑さが続く毎日ですね。どうしても外に出る必要がある場合には、専用の冷却グッズを検討してみては如何でしょうか。いくつか紹介いたします。
空調ベストについて
背中側の脇にファンが付いていて服の中に空気を送り込むことができる服です。「空調服」は株式会社空調服の商標なので、一般的には空調ベスト/空冷服/空調作業服/ファン付きベストなどと呼ばれています。
町中でも建築関係で作業されている方が装備しているのをよく目にします。最近では警備をされる方にも利用が増えているようで、近年の暑い夏の最中でもエアコンを使えない屋外などで作業するために、建築現場や作業現場や工場、警備などの業務ではファン付きの空冷服は無くてはならないものになっています。
仕事で屋外・暑所作業される方向けの仕事用、という印象が強い空冷服ですが、数千円~1万円程度で販売されているものも多く、ホームセンターやネット通販で普通に購入が可能です。風力(電力:5V~20V)やバッテリー容量などによって、スペックや値段が違います。また、長袖、半袖、ベストタイプ、などいろいろな種類もありますが、ベストタイプであればサイズの融通も利きやすいので、家族などで使い回す事も可能です。
バッテリーさえ持てば、長時間での活動が可能なので屋外だけでなく、空調のない場所での長時間活動などにも向いているのが特徴です。
ネッククーラー
血管が集中している首を冷やすグッズです。顔に風を当てる首かけ扇風機などと違い、首部分を冷やす構造になっています。バッテリーが内蔵されていて、数時間程度利用可能です。小さいものはスーツなどでも取り付け可能で使いやすい反面、その分利用時間を犠牲にしていたりと、サイズや冷却力、利用時間などが製品によってバラツキがあるのと、製品によってはかなり高価になってしまうのが難点でしょうか。
アイスベスト
保冷剤をいれるポケットがついたベストで、脇や背中などに保冷剤を取り付けて使います。専用の保冷剤は肌に触れる部分が冷たすぎないように肌側にクッション材が入っています。保冷剤によって半ば強制的に体温を下げられるので暑さ対策としては非常に優れていますが、溶けてしまうと効果が切れてしまうので1~2時間程度しか利用できないのがデメリットです。追加の保冷剤をクーラーバッグなどに入れておけば、利用時間を延長する事も可能です。アイスベストは利用時間に制限はあるものの、空調服やネッククーラーに比べて安価な割に効果が高いのが特徴です。
水分補給などが重要なのはもちろんですが、夏の暑さに負けないよう対策をしっかり取って乗り切りたいですね。